「ウイのニュースレター」はじめます
はじめまして。
ウイと申します。「ウイ」は本名です。文章を書き、書籍を出版し、独身コミュニティの運営や結婚相談所の経営などを生業にしています。
この度、朝日新聞の「the Letter」でニュースレターを書かせていただくことになりました。
ここ数年は有料会員向けのクローズドな場に限定して文章を書いており(DMMの有料サロンは月額3,000円を頂戴しています)、SNSやnoteの更新もほとんどしていませんでした。
10年以上前、ブログが何度もバズり、恋愛や独身にまつわる書籍を3冊出したことをきっかけに、多くの方に文章を読んでいただくことができました。そこから「もっと深く人の恋愛に向き合ってみたい」と感じるようになり、2019年に独身コミュニティの運営を開始。そこで文章を書き、相談に乗り、修羅場に立ち会い、出会いの場を提供し、結婚相談所をオープンしたりと活動してきました。結果、この7年間でたくさんのカップルや夫婦の誕生をお手伝いすることができました。
これまでは「ブログや書籍」というオープンな場と、「有料サロン」というクローズドな場での活動が中心でしたが、もう少し活動の場を広げたいと考えていたところ、お声がけいただいたのが「the Letter」です。
オープン過ぎず、クローズド過ぎず、読者との距離感もちょうどいい。イベントも開催できる。そして、何より意欲のある方にしっかり読んでいただける。非常に魅力的だと感じました。
この「the Letter」では、これまでの経験で積み重ねたノウハウや体験談、時には修羅場の話も発信していこうと思います。僕の特徴はリアリストであることです。スピリチュアルや運命論といったものに頼らず、大人として進むべき道を具体的に提示していきます。
「絶対に恋人ができる」「必ず結婚させる」といった約束はできません。しかし、恋愛で悩む方が今よりも確実に前進できるお手伝いはできるはずです。
ぜひご登録の上、読み進めていただけると嬉しいです。
「普通の結婚」という言葉が持つ危うさ
普通に働いていれば普通に結婚できていた時代は、何のお知らせもなく、物音ひとつ立てずにひっそりと終わっていました。
「学生時代や職場で出会った人と25歳くらいで交際が始まり、2~3年後に結婚。新婚生活を楽しみ、30歳までには子を授かり産み育て、マイホームや車を買い、週末は外食をして、年に1~2回は家族で旅行に行く」……これまで「普通の結婚」と信じられてきたモデルは、もはや普通ではなくなってしまいました。
原因はさまざまです。バブル崩壊に端を発した日本の「失われた10年」は、20年、30年と延長され、今や40年になるのは確実だと言われています。ありとあらゆる商品やサービスは値上げを続け、収入は増えず、夫婦の3組に1組は離婚し、コロナ禍や幾度もの震災もやってきました。
僕らの手の中にあるスマホは、無限ともいえる情報や中毒性のあるエンタメ、強い言葉、そして気が重くなるようなニュースを流し続けてきます。SNSとマッチングアプリが市民権を得たことで、恋愛の難易度も一気に上がりました。
それらの変革や混乱を経て、もはや誰も「普通の結婚とはこういうものだ! こうすれば普通に結婚できる!」という正解を示してくれなくなりました。正確には、示すことができなくなってしまったのです。僕たちは全員、正解のない時代に強制的に放り出され、迷子になってしまいました。
「普通の結婚」など過去の産物になったのに、正解がないからとりあえず「普通の結婚」という幻想を追ってしまう。焦りも出る。ジャッジしたりされたりすることや、初対面のストレスに疲れ、モチベーションも優先順位もどんどん下がっていく。その一方で、友人知人は恋人を作り、結婚し、子を産み育てる。自分は高望みしすぎなのだろうか。みんな優しいから言わないだけで、自分にはとんでもない欠点があるのではないかと不安になってしまう。
まるで再放送のような日々の中、毎年律儀に誕生日はやってきます。
真綿で首を絞められているような不気味なしんどさの中、不安になるのは当然のことです。
そんな中、初婚年齢や生涯未婚率の上昇を見て「みんな一緒だからいいか」と安堵したり、メディアで取り上げられる結婚相談所の「高望みする人々」を見て「自分はこの人よりはまともだ」と感じることで、一時的に心を落ち着かせることもあるでしょう。
「多様化」や「選択肢が増えすぎたこと」による迷走、そしてそこから生じる謎の安心感。
これこそが、僕たちを包み込む「得も言われぬ不安」の正体です。これが、我々の生きる令和の恋愛なのです。
では、どうすればいいのか。
大事なのはいくつかの決め事と取捨選択です。今回はその中から1つ「土壇場でYESと言わないこと」を書かせていただきます。
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