初回デートは2時間だけのバカンス⑤

初回デートの「あるべき姿」を本気で明文化すると、いかに人はなんとなくデートに行って損をしているか分かります。初回デートを変えましょう。
ウイケンタ 2026.06.11
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4回に渡り初回デートの流儀として「初回デートは2時間だけのバカンス」を書いてきました。

まだまだいっぱいあるのですが、このまま書き続けるとこのシリーズだけで13巻くらいの辞書になるくらい続いてしまうし、読み難くなるのでいったん今回で切り上げます。今回で書けなかったことは他の恋愛の記事の合間に書いていきます。

初回はこちらから。

デート相手に対する質問リストを中心に書いてきましたが、今回はデート中のテクニカルな話を。

僕は「あざとさ」は排除するべきだと思っています。

かつてブログで「彼氏いないんですか?」と聞かれたら「いないって言ったら口説いてくれるんですか」と言いましょう、的なことばかり書いていました。なんならそれらのブログがきっかけで文章を書く仕事をいっぱいいただき、今に至ります。

でも、そんなこと言ってもしょうがないです。

田中みな実は言いました。

大先生、田中みな実は言いました。

テレビ朝日『あざとくて何が悪いの?』

テレビ朝日『あざとくて何が悪いの?』

あざとく振舞っただけで落ちる男なんてたかが知れてるってことですよね。

そして、好き嫌いがある。

男には、好きなあざとさと嫌いなあざとさがあるのです。

僕であれば、一杯目のお酒飲んだ時に「ぷは~♡」って言う女性は許せないし、「さすが」「知らなかった」「すごい」しか言わない女も苦手です。「ぷしゅー」とか「ふえぇ」とか機嫌が悪くなるレベルで苦手です(もう絶滅しるでしょうけど)。

でも、「ぷは~♡」を「なんてかわいいんだ。扶養したいぜ」と感じる男性もいる。このように、好き嫌いがあるからリスクがあるのです。

それに、振り切らないと出せません。

いますか。

僕のレターの読者の方の中にパスタを食べて「おいひ~」と言いながらグーにした手を小刻みに揺れる女性。いないでしょうに。

だから無理なんかしなくてもいいのです。

「あざとい」は作れるけど、すぐに壊れるし、維持が大変。

でも、「これならできるよね!」というあざとさを紹介します。大人がやっても自然で、その場の空気をよくするであろう「あざとさ」です。僕はこれを「ステルスあざとさ」と名前をつけています。

そこから初回デートに使えるものをいくつかご紹介します。

●出会った瞬間に褒める

初対面の重要さは以前書きました。笑顔でていねいに挨拶をしましょう、ここの笑顔には命を賭けましょうという単純なことを、結構な文字数を使って書いてきました。

このとき、できれば一言「褒め」を添えてほしいのです。できる人だけでいいです。出会って数秒以内です。人は、出会った瞬間のインパクトを忘れません。ここも以前書きましたが、第一印象ってやつです。でも、具体的に何を言われたのかはあまり覚えていない生き物です(メラビアンの法則)。

だから、出会い頭の褒めは何でもいいのです。どうせ忘れるのですから。ただ、その瞬間にインパクトを与えるためだけでいいのです。重要なのはスピードです。出会って挨拶して、その直後です。

久しぶりに会った友達に「ひさしぶりー」の後に「痩せた!?」とか「え、なにそのジャケット。めっちゃいいじゃん」とか「髪切った?めっちゃ似合うね」と言われたらうれしいじゃないですか。それをやって欲しいのです。

褒めると言っても、かっこいいだのかわいいだの、モテそうだの、そんなことは言わなくてもいいのです。言わない方がいいのです。言い慣れてない&言われ慣れてないと気持ち悪がられるから。

なので、形容詞でいいのです。背が高い人に「背が高いですね」という形容詞。「ネクタイかわいいですね」とか「いい香りしますね。香水ですか」とか。そんなことでいいのです。持ち物、服装あたりが無難です。

それも難しかったら当日までのやりとりの中からでもいいです。

「時間を合わせてくれてありがとうございました」とか。「待ち合わせ場所が分かりやすくて助かりました」とか。それくらいならいけそうじゃないですか。あるとないとでは全然違いますから。簡単なことだし、これを読んでいる方の中に「そんな簡単なこと?!」と思っているかもしれませんが、全然できていない人の方が圧倒的に多いですから。やる人だけが得するようになっています。

●時間差で褒める

人は、自分のことを褒めてくれる人、そして自分とのコミュニケーションを覚えてくれる人のことを好きになります。これを使わない手はありません。

例えば3回目のデートで「はじめてお会いしたときから思ってたんですけど、すごくおしゃれですよね」とか「いつも思ってるんですけど、ごはんおいしそうに食べますよね」とか、過去の時間軸から褒められる。これって嬉しいと思いませんか。

夫婦間や恋人間に置き換えると分かりやすいです。

結婚10年目の夫から「昔から思ってたんだけどさ、スイーツの選び方、マジでセンスあるよね」って言われたらうれしいじゃないですか。

5年付き合っている恋人から「ずっっっと前から思ってたけど、顔、めっちゃタイプやで」って言われたら最高じゃないですか。

30年連れ添った妻から「あなたははじめて会った日から今日までずっとおもしろい」って言われたらうれしいじゃないですか。

これが時間差で褒めるというテクニックです。

その場で褒められるって「今はこう思っています」じゃないですか。瞬間的であり、刹那的。でも、「ずっと思ってたんですけど」という褒め方は「過去から現在までずっと思っていた」という長時間の褒めなんですよね。

この「時間差で褒める」に必要なこと。それは「初回デートでの出来事や会話を覚えておく」ということなのです。

その人の習慣、大事にしていること、考え方。デート中に交換される膨大な情報の中から「これは覚えておこう」という、己が感銘を受けたこと、共感したこと、又は視覚で得た情報から取捨選択を行い、インプットしておくのです。スマホにメモを残しておくのもいいと思います。

それをしていない人、あまりにも多すぎます。知っている人だけ、意識して実行した人だけ得をします。

なので初回デートで(この人のここ、いいな)と感じたことを必ず記憶と記録に残しておくことが重要です。

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